見城徹著『たった一人の熱狂』感想

今回ご紹介するのは幻冬舎社長、見城徹さんの『たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)』です。

本書は、芸能人と直接やり取り出来るのが特徴のSNS『755』の中の、見城さんとユーザーとのやり取りの中から生まれたもの。

非常に熱い人柄が表れた内容で、特に巻末の一文に泣かされそうになりました。

響く言葉満載の本書の中から、特に良かった言葉をいくつかご紹介します。

嫉妬されるな!

「嫉妬するな」なら分かるけど、「嫉妬されるな」ってどう言う事?

見城さんの様にビジネスで結果を出してたら嫉妬されまくりじゃないの?と思いました。

しかし、「嫉妬されるな」とは、圧倒的な差を見せつけて、嫉妬を通り越して諦めモードにさせとと言う事でした。

確かに、足を引っ張ったら何とかなりそうと思われているから嫉妬されるわけで、圧倒的な差を付けて別次元に到達すれば嫉妬も感じないだろうし、むしろその人のお陰で会社の業績が右肩上がりだったりすれば足を引っ張る必要も大義名分もない訳です。

ただし、おごり高ぶってはいけない、と言う一言は付け加えられています。

いかに圧倒的な成果を残した人でも、おごっていてはいつか足元をすくわれる、と言うのを肌で感じておられるのでしょう。

「人たらし」ではなく、「人さらい」になれ!

褒め言葉か皮肉かなんだか知らないが、私の周りでも「人たらし」という言葉を時々聞きます。

要は、「八方美人」みたいな感じのニュアンスで使われる言葉でしょう。

見城さんの様に、作家などの表現者との付き合いが多い場合、感想を伝えると言うことがかなり重要な意味を持ちます。

その感想を伝える言葉を考える時に、「上手いこと言ったねぇ」とか「人たらしですね」とか思われている内はまだまだで、「この人だけは本当の自分のことを分かってくれている」と思わせるほどの言葉を死ぬ気で探さないとだめだ、と言う事。

それ以前に、きちんと感想を伝えると言うのが人間関係の最初の一歩であると言うのも大事な教訓です。

小さな事を大事にしろ!

「仕事が出来ない人の共通点は、自分に甘くて思い込みが強く、小さな事を大事にしない」と言うのは心から納得。

これらは、他者への想像力を働かせる事で解決出来ます。

私の身の周りを見渡しても、自分自身を振り返っても、小さな事を大事に出来ないと、いつか足元をすくわれるでしょう。

また、「他者への想像力は恋愛で育む」と言うのも、見城さんらしい言葉だと思いました。

他にも、教訓満載!

ユーザーとのリアルタイムのやり取りから生まれた本書はドライブ感たっぷりな内容。

一般的な自己啓発本や成功法則本とは違い、主観たっぷりなので賛同しかねる事もあるかと思いますが、それこそが魅力。

自身の体験から生まれた、社会的な善悪を超越した言葉の数々に魅了される事間違いなしです。

NewsPicksBooksの新刊も読書術研究中の私にはどストライクなので期待してます!

読書という荒野 (NewsPicks Book)

たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)