【要約】本を読む本 分析読書その1 本を分類することの重要性 まとめ

前回の記事:【要約】質問、書き込みで積極的読書の習慣を身につけよう。 本を読む本 まとめ

【要約】質問、書き込みで積極的読書の習慣を身につけよう。 本を読む本 まとめ

今回より、本書『本を読む本 (講談社学術文庫)』のメインコンテンツ、分析読書に入る。

まずは「本を分類する」ことの重要性についてまとめてみよう。

点検読書で本を分類する。

分析読書の第一歩は「本の分類」である。

前回までの記事でまとめてきた「点検読書」が重要なのは、全ての本に対して行うべき読書方法だからである。

今目の前にある本が、自分の頭の中の本棚のどの位置に収まるべきか、しっかり読み込むに値するのか、とりあえず今はしまっておくのか、細部まで読む価値はないのか。

つまり、この分析読書の第一歩には、「点検読書」の技術が不可欠である。

本書で扱う読書術の4つのレベルは上位のものは下位のものを内包していることがここからも分かる。

本の分類方法を考える。

本書で取り上げられる分類について見ていこう。

フィクション

小説などの文学である。

教養書

知識を伝える本で、これをさらに理論的か、実践的かで分類する。

理論的か実践的か

実践的な本とは、まさに本書の様な手引書や、あらゆる分野の技術の指導書や案内書、さらには、政治、経済、倫理などもこれに含まれるという。

つまり、するべきこととするべきでないことを教えてくれるものは実践的な本である。

対して理論的な本を、歴史、科学、哲学に分ける。

まず、歴史は物語の形を取る。このため、歴史とフィクションを区別はつけにくいので注意が必要である。

科学と哲学は、まず理論的な本であることは前提として、「日常の経験の範囲外にある事柄に重点を置いている」なら科学の本で、それ以外なら哲学の本と分けることができる。

科学とは、日常生活とは程遠い環境や時間軸で得られた結果をもとに書かれたもので、哲学は、多数の人間に共通した、ありふれた経験を土台ししている。

本の分類をここまで念入りにする意味とは

ここまで読むと、分析読書の第一歩である本の分類をここまで細かく念入りにする必要があるのか、という疑問も湧いてくる。

これに対して本章の最後に、とても分かりやすく説明がなされている。

分野が違えば教え方の技術が違うのが当然の様に、教えられる技術にもこれに応じた違いがある。

学生の活動は教師の活動に打てば響く様に反応すべきである。

本と読者の間柄は、教師と学生の間柄と同じである。

引用元;本を読む本 (講談社学術文庫)

本をしっかり分類せずに読むというのは、なんの授業かわからないまま受ける様なもの。

正しい分類を出来ないまま本を読み進めることで十分に内容を理解できない可能性がある。

まずは分類の仕方を学ぶことで、それぞれの種類に適した読み方を学ぶ土台づくりをするのだ。

本を読む本 (講談社学術文庫)