【要約】ユーロ統一は何のため? 経済ってそういうことだったのか会議 第5章 まとめ

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【要約】世界の警察アメリカ 経済ってそういうことだったのか会議 第4章 まとめ

経済ってそういうことだったのか会議』第5章の要約。

今回は主にユーロについての話。

本書は15年前に出版されたものだが、ユーロについての基本を学び直す事が出来た。

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h2>日本も江戸時代に通貨統一を経験している。

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そもそも、通貨を1つに統一する事にどんな意味があるのか。

実は、江戸時代の日本には2種類の通貨があり、江戸では金、浪花では銀を使い、それぞれの間で交換レートがあった。

通貨が異なると、交換手数料がかかり、レートの変動のために物価の決定が難しくなってしまう。

通貨統一により抱えるリスクもある。

通貨が違う事で、それぞれの国が通貨主権を持ち、金融緩和や引き締めを自由に行える。

つまり、通貨主権を捨てる事で、大きなリスクを抱える事になる。

為替レートの変動がないために価格の調整がなく、実物経済の調整が必要になる。

つまり、金融緩和が出来ないために人やもののを動かさないといけないので、弱い地域はとことん弱くなり、誰も住まない土地が生まれてしまう。

通貨統一の目的とは?

通貨統合へ向けた動きは戦後間もない頃、ヨーロッパ経済共同体(EEC)の元となった鉄鋼関税同盟から始まった。

ヨーロッパで1つのユニットを作る事でもう2度と戦争を起こしたくないという認識から始まり、ドルに対抗するためという目的もある。

そして、自らを統一の基準というリスクの中に身を置く事で、自分たちの社会を変えようとしているのだという。

なかなか変える事が難しいヨーロッパ社会を通貨統合というショックで強引に変えてしまおうとう事である。

このように、様々な要因が複合的に影響して通貨統合が実現したのである。

ドルと円の話。

ドルの事を「ハードカレンシー」と呼ぶ事があるが、これは基軸通貨という意味で、本来は金とリンクしている通貨という事。

ただ、現在はその様な通貨はないため、圧倒的に相対的な強さを持っている通貨という意味で使われている。

ここまでドルが世界中で使われるようになったのは、アメリカがドルで各国に貸付を行ったからである。

日本でも同様に円をどんどん各国に貸せば円が国際化し、国内経済や円の規制の整備につながると言う。

このように様々な興味深い問題を内包するユーロには最近は暗い話題が多いが今後どうなるのか注目である。

経済ってそういうことだったのか会議