【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第2章 まとめ

前回の記事:【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第1章 まとめ

【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第1章 まとめ

経済ってそういうことだったのか会議』第2章の題材は「経済の怪しい主役」こと、株の話である。

この本自体、2000年に発刊された古い本だが、経済について学ぶ基本書として充分すぎる内容。

この章では株式会社の発祥から日本独自の特殊性まで、抑えておきたい基本を学べる。

資本主義の一大発明、株式会社

株式会社の始まりは、1600年に設立された東インド会社である。

インドやアジアへ航海に行く船に出資し、香辛料などを仕入れて帰ってきたらその儲けの分け前をもらうという仕組みだ。

これをさらに細かく分割し、好きな時に売ったり買ったり出来るようにしたのが今の株式会社である。

また、個人で事業をする場合と違い、株式会社が倒産したとしても出資者が株を損すれば済む。

この有限責任の株式会社というのが資本主義の一大発明であり、この仕組みにより、資本主義経済が大きく発達する事になった。

株価はなぜ動くのか

株価はどんな要因によって変動するのか。

まず1つは配当と金利の差である。

仮に預金と株のリスクを同等だと考えると、金利よりもある株の配当の利率が高い場合はその株は買われるのでだんだん株価が高くなる。

株価が上がっても配当は変わらないから、金利と同じ程度の所で価格が落ち着く、という考え方だ。

もう1つは、美人投票。

これは、それぞれの人が誰を美人と感じるか、ではなく、多くの人にとっての美人が誰か、を考える事である。

株や為替のマーケットもこの仕組みになっているので、風評などの要因によって全く理屈や理論では計算出来ない値動きをする事があるのだ。

コロンブスというベンチャー企業に出資したイザベラ女王はベンチャーキャピタル

投資にはまだ違った側面がある。

投資が行われる時、何か大きな事をやりたいがお金がなくて出来ない人間と、そこにお金を出す人間がいる。

その時、その事業は少なくともお金を出す人間を説得するだけのものである必要があるため、お金がある人間が自分で事業をする場合に比べて成功の確率が高いものになる。

しかし、そんな中でも特にハイリスク、ハイリターンな新大陸発見を目指すコロンブスに出資したイザベラ女王は今でいう所のベンチャーキャピタルである。

というより、このようにして始まったのが株式会社であるなら、ベンチャー投資こそが投資のあるべき姿とも言えるのかも知れない。

日本企業の特殊性

日本では企業同士で株を持ちあっているため、お互いに口を出さないという談合が成立しており、そのために株主総会には誰も出席しないという状況が生まれている。

その結果、健全な個人投資家を排除する事になった。

また、このようにオーナーの顔が見えにくいが故に、社員が「自分の会社」という意識で尽くすという良い面と、経費を平気で使ってしまえるという悪い面がある。

さらに、オーナーの監視が行き届かないために日本の企業は配当せずに済み、全て内部留保として設備投資に回せたため、短期間で急成長出来た。

ベンチャー企業の上場が大儲けのチャンス!

それまで非公式にしか取引されていなかった非上場株式が新たに上場すると、良い会社だと高値が付く。

このキャピタルゲインがベンチャー投資の儲けで1番大きな部分なのである。

映画の『ソーシャル・ネットワーク』など、ベンチャー企業を題材にした映画でも、その金額の大きさ故に様々な人間関係のトラブルに発展する事が多い。

経済ってそういうことだったのか会議