【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第1章 まとめ

今日から読むのは『経済ってそういうことだったのか会議』という、平易な言葉の対話篇で分かりやすい、経済学入門の決定版とも言える本。

こういう、基本書の良書は熟読するべきなので、要約する事により自分の中に落とし込みつつじっくり読み進めていく。

信じるという行為がなくなるとマネーもなくなる。

「お金の正体」と銘打ったこの章は、牛乳瓶のフタの話で幕を開ける。

子供の頃になんてことはない、大人からすればゴミのような物を集めていたことがある人は多いと思う。

ただのゴミに過ぎない牛乳瓶のフタに価値を感じた数人の生徒が集め始めた事で牛乳瓶のフタが貴重なものになり、集める生徒が増え始める。

イノベーターだった佐藤少年がさらに隣町や東京の珍しいフタを流通させ、フタによって価値の違いが生まれ、さらには掃除当番や文房具との交換まで行われ始める。

しかし、ある日牛乳屋の親戚から大量のフタを持ってきた生徒がいた事でフタの価値は大暴落する。

これは正に、牛乳瓶のフタに信用が生まれ、失われる過程を表している。

つまり、価値とは信用そのものである。

お金が持つ3つの機能

お金には3つの役割がある。

まずは、他のものの価値を測る機能。

先ほどの牛乳のフタでも掃除当番や文房具の価値をフタの枚数で測っていた。

2つ目は他のものと交換する手段。

測ったものの価値を元に、物々交換の仲介を行う。

3つめは価値の貯蔵手段。

牛乳のフタにはこの機能はなかったが、それは長期的な信用を築く事が出来なかったからである。

金本位制による後ろ盾がなくなった現在でも、発行母体に対する信用でこれが可能となっている。

パナマのように、自国の政府よりもアメリカ政府の方が信頼出来るのであればアメリカドルを通貨として使う、という手もあるのだ。

金融は思い込みで動いている?

お金が信用で成り立っているなら、つまりは金融に関する色んなことは大勢の人間の思い込みで決まっているということ。

本書では例として、当座預金が挙げられている。

小切手で引き出せるのは当座預金に入っているお金だけだが、クレジットカードなら普通預金でも使える。

小切手もクレジットカードも同じ様な役割なのになぜこの様な違いがあるのか。

また、アメリカでは20年も前から当座預金にも金利が付くが、日本の教科書には未だに金利が付くのは普通預金だけと書かれているそうだ。

それらは、ただ単に、たまたまそうなっているだけ、という事である。

経済学は極端な例で考えよう。

例えば、偽札を使ったら損をするのは誰か。

使った人間が得をするのは間違いないが、ミクロの視点では分かりにくい。

知らずに偽札を使ってしまって逮捕された人だろうか?

こんな時、例えば今あるお金と同じ額の偽札が出回ったと考えたら、お金の価値は半分になってしまうので、損をするのはその通貨を使っている全員という事が分かる。

このように、経済学では極端な例を用いる事で見えてくるものがある。

経済ってそういうことだったのか会議