【要約】 本当は怖い税金の話 経済ってそういうことだったのか会議 第3章 まとめ

前回の記事:【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第2章 まとめ

【要約】経済ってそういうことだったのか会議 第2章 まとめ

経済ってそういうことだったのか会議』第3章は税金の話。

話は民主主義の誕生から理想の税制、日本の税制の歪み、税金の恐ろしい一面など、多岐に渡る。

おかげで税金に対する理解がかなり深まった。

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民主主義は税金の問題から始まった。

大昔の「「君主主義」の時代、王様が税金を無駄遣いしないように議会がチェックする仕組みとして、部分的に「民主主義」が生まれた。

イギリスや、明治時代の日本も部分的な民主主義、「立憲君主制」である。

3つの租税原則

アダム・スミスをはじめ、たくさんの経済学者たちが議論してきた、良い税金の条件。

突き詰めると簡素・公平・中立の3つに集約される。

こうして見た時に、理想的な税制は「人頭税」、つまり、全ての国民から平等に同じだけの税金を徴収する事、という事になる。

確かに、所得が高い人ほど多く払うとなると、収入に対してどのような比率で税金が上がるのか、というさじ加減が難しくなり、あまりに高収入者の負担が大きいと、お金を稼ぐ人、つまりは多くの価値を生み出している人を罰するような形になってしまう。

とは言え、「鉄の女」と呼ばれたサッチャー英国首相ですら実現が叶わなかった人頭税である。

あくまで理想は理想という事だ。

応能負担も応益負担も結局一緒

所得税のような応能負担の税と、消費税のような応益負担の税。

これは、理論的には長い目で見れば結局は同じ金額になる。

しかし実際には誰がいくら稼いだかを完全に把握する事は難しい。

所得の再分配の負の面

フェアプレイの経済学』という本にも書かれているように、今の日本のような再分配効果の高い税制はいびつである。

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高所得者からはは「たくさん稼いでも税金で持っていかれるから」とやる気を奪い、もう一方の低所得者からは「働かなくてもなんとか食べていける」とやる気を起こさせないものだ。

ましてや、国の税金の使い方が納得いくものでなければなおさら不満は募り、たくさんの価値を生み出す高所得者の国外流出の元となってしまうのである。

政府が商品券や給付金をばら撒く理由

日本では定期的に定額給付金などの「ばら撒き」が行われるが、ここにも我が国の税制の歪みが現れている。

景気が悪い時に減税で経済の活性化をしようと思っても、そもそもサラリーマンの大部分が所得税を払っていないからだ。

また、会社では税金関連は全て経理担当が処理するため、なおさらサラリーマンの納税意識は少ないのである。

本当はとても怖い税金

2016年に廃止された中国の「一人っ子政策」のように、人間の根源的な部分的に強制力を持つ税金も存在する。

どうしても子供が多く欲しい親は、子供が生まれても政府に届け出ず、そのために中には戸籍に乗らない「闇っ子」が多くのいると言う。

戸籍がないので当然義務教育などのサポートを受ける事も出来ず、不幸な人生を送る事となってしまう。

ここまで多方面に強い影響力を持つ税金。

その取り扱いには細心の注意が必要である。

経済ってそういうことだったのか会議

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