馬場康夫 著 「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 感想

新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日』を読んだ。

電子書籍化されていないので久し振りの紙の本での読書。

ついついKindleで読書してしまうので読むのに少し時間が掛かってしまった。

オススメ度:★★★★★

このブログは★4つか5つばかりなのですが、そもそもオススメじゃないものは紹介していないので悪しからず。

そして★5つのこの本は当然素晴らしい作品。

様々な分野での第一人者たちがどんな気持ちで、どのように仕事を成し遂げたのか、という事と、当時の空気感を味わう事が出来る、プチタイムスリップ体験本です。

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なかなか来ないディズニーランド

本書のサブタイトルは「ディズニーランドが日本に来た日」ですが、その日が来るのは最終盤です。

しかし、「「エンタメ」の夜明け」とは、ディズニーランドが日本に出来た事を差している訳ではありません。

「その日」に関わった3人の男たちのそれぞれの仕事が「エンタメの夜明け」と言えるのです。

この3人の中でも特に多くのページを割いて語られるのが小谷正一氏です。

「生みの親」こそがその世界の「神」

「神曲」「神ゲー」などなど、すごくクオリティが高いものを「神」と呼ぶ事が多いこの頃ですが、本当の意味での神とは、創造主であり絶対的な存在だと思います。

本書の帯に記された「「生みの親」こそビジネスマンの最高の称号」という一文。

もちろん、これは素晴らしいキャッチコピーだと思いますが、本書の主役である3人の男たち、「小谷正一」「堀貞一郎」「ウォルト・ディズニー」は正に創造主たる「神」と呼ぶにふさわしい経歴だと思います。

プロ野球のパ・リーグ、日本初の民間ラジオ、シャボン玉ホリデー、11pm、ディズニーランドなどの生みの親である彼らは、何もないところから、誰もした事のない仕事をしてきた者たち。

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また、本書には手塚治虫も登場しますが、彼にも同じ事が言えるでしょう。

時代が時代なのでしょう。他にも様々なジャンルの第一人者たちが登場します。

その時代の空気感を味わう事が出来るのもこの本の素晴らしさです。

繰り返し読むと新たな発見がある!はず。

この物語は時系列に沿ってはいません。

かの名作映画『パルプフィクション』がそうだったように、こういう形式の作品は繰り返し読む事で「ああ、ここでこう繋がるのか」「この人はここで出てきてたのか」なんて色々な発見や気付きがある、スルメ的な仕上がりになる事が多いのです。

もちろん、本作もスルメ的です。醤油とマヨネーズを混ぜ、七味を軽く振ったものを傍らに置いて読みたい位です。

日本の「エンタメの夜明け」の空気を味わいたくなったらまた繰り返し読んでみようと思います。

新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日

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