『フォレスト・ガンプ 一期一会』をプライムビデオを利用して先日視聴したので感想を書く。
1994年にトム・ハンクス主演で大ヒットした名作映画。
今の若い人の中には一周回って観ていない人も多いかも知れないが、古典的名作として是非押さえておいて欲しい。
忘れられた名作
押さえておいて欲しいとか言っておいてなんだが、私は今回観るまで、まだ観たことがないと思っていた。
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— ガジェットマン@山口県民 (@hissyo) February 21, 2017
しかし、そこはさすがに超大ヒットした名作である。
いざ観始めてみると見覚えのあるシーンが所々にあったため「あ、観たことあったんだ」という結論に達した。
だからえらそうに「押さえておいた方が良い」と言えるのである。
観る映画を決めるには、有名人のお勧めが良い!
今回観たきっかけは堀江貴文氏の「刑務所なう」の書評コーナーで紹介されていたからである。
ゼロから面白い作品を探すのは大変なので、自分がツイッターでフォローしている気になる有名人などがお勧めしている作品を視聴するのが時間と手間の節約になって良いし、どんな視点でその作品を観ているのかという参考にもなる。
ノンフィクションと間違えてしまう構成
さて、本題のフォレストガンプの感想に入ろう。
誤解する人もいるかもしれないが、今作はフィクションである。
同名の小説が原作となっている。
フィクションではあるが、ベトナム戦争を始め、それぞれの時代の象徴的な出来事を絡めながら物語が進んでいくため、「もしかして実話?」と思わせるような仕掛けになっている。
原作ではフォレストが宇宙飛行士になったりなど、映画よりもさらにぶっ飛んだ内容になっているみたいなので、フィクションかノンフィクションか分からないような構成に、あえてしているのだろうと思う。
痛快なフォレストの行動力に感動!
この作品の見どころはなんといってもフォレストの行動である。
幼い頃、いじめっ子からフォレストを逃がすためにジェニーが「フォレスト、走って!」と言ったのをきっかけに走る事を覚えた彼はその足を使ってなんと大学のラグビー部で大活躍する。
このように、痛快なまでに1度始めた事を真っ直ぐにやり抜くのだ。
漫画のこち亀で両さんが始めた事業がトントン拍子に成功して拡大していくエピソードがあるが、正にああいう感じである。
そんなフォレストとは対比的に描かれるのがヒロインのジェニーである。
彼女は幼い頃に父親に虐待を受けていた影響か、自分探しに人生の大半を費やす事になる。
ヒッピーになってドラッグ漬けの毎日を送る彼女を尻目に、同じくヒッピー出身のスティーブ・ジョブズが創業したアップル・コンピュータへの投資で一生働かなくても食べていけるお金をフォレストが手に入れる(しかも、アップルをフルーツ会社だと思っている。)のは面白い皮肉である。
フィクションとはいえ、フォレストの行動力には学ぶべき所が多い。
やり始めた事をとにかくやりきる力と、その後になんの未練もなくすっぱりやめてしまえる潔さ。
観終わった後もずっとフォレストの生き様が心に残りそうな映画である。