サピエンス全史 読書ノート 第1章

今回のテーマは『サピエンス全史』である。

読んでとてつもない衝撃を受けた。

想像力を刺激しまくる、2巻構成の超ボリューム。

そこそこの値段の本ではあるが、電子書籍の上下巻セットを買えばかなり安く購入出来るので是非手に取ってみて欲しい。

オススメ度:★★★★★

スポンサードリンク

自分の理解を深めるための読書ノート

先ほども書いたようにかなりのボリュームなので整理して理解するには読書ノートが不可欠。

そこでこのブログを公開読書ノートとして使うことにした。

歴史の大きな流れを作った3つの革命

まず、本書は大きく分けて4部に分かれている。

それぞれ、認知革命、農業革命、人類の統一、そして科学革命である。

1つだけ毛色の違う「人類の統一」が気になって仕方ないが、一旦置いといて、まずは全4章で構成される第1部「認知革命」から読み進めて行こう。

まず、第1部、第1章の冒頭では、本書を通して登場する重要なのは言葉の定義について語られる。

およそ135億年前のビッグバンによって誕生した、物質、エネルギー、時間、空間といった宇宙の基本要素の物語が『物理学』。

それから30万年後に物質とエネルギーが融合し始めて出来た原子と分子との相互作用の物語が『化学』。

およそ38億年前に地球で生まれた有機体、生命の物語が『生物学』。

そして、7万年前にホモ・サピエンスが作り出した、文化の発展の物語が『歴史』。

つまり、『サピエンス全史』と名付けられたこの本で扱うのは『歴史』である。

具体的には、歴史の道筋を決めたという3つの革命、7万年前に文化、歴史を産んだ『認知革命』、1万2千年前に歴史の流れを加速させた農業革命、500年前に始まり、まだどの様な結果を生むのか未知数な『科学革命』が、ホモ・サピエンスのみならず地球上の生命に与えた影響についての物語だ。

スポンサードリンク

ホモ・サピエンスと他の人類の関係

この章を読んで特に想像力と知的好奇心を刺激されたのは、約1万年前まで、我々ホモ・サピエンスは、他の人類種のいくつかと同時期に生活していたという事である。

教科書だかなんだかで人類がだんだん進化して背筋が伸びていくような画像を観た私は、人類は常に1種類で、ホモ・サピエンス以外の人類はホモ・サピエンスの進化の過程だと思い込んでいた。

こういう画像

何よりも、今現在地球上で生存している人類がホモ・サピエンスのみであるという事実がそうさせた面が強い。

250万年前に人類が誕生して以来、いくつかの人類種が生まれたにも関わらず、200万年以上もの長い間人類は生態系の食物連鎖の中程に過ぎなかった。

それを約10万年前に一気に頂点まで駆け上がったのが我々ホモ・サピエンスである。

急激に力を付けて頂点に達してしまったからこそ、環境も自分自身もそれに適応出来ず、比類なき残虐性で戦争や生態系の破壊をもたらしたのである。

そしてその矛先は、ホモ・サピエンスにあまりに似過ぎているのにあまりに違うために無視出来ない、他の人類種にも向けられた。

ネアンデルタール人やホモ・エレクトスの中にはホモ・サピエンスに上手く溶け込み、共通の子孫を持ったものも居たようだが、それ以外は絶滅し今日に到るのである。

今の世界に他の人類が居たとしたら、どのように共存出来るのか、想像するのが難しい。

また、今後新しい人類が登場したとして、今度こそは共存出来るのか、それとも反対に駆逐される側になるのか。

いずれにせよホモ・サピエンスではない人類を想像する事はとても刺激的である。

次の記事:ホモ・サピエンス飛躍の秘密は虚構にあった。 サピエンス全史読書ノート 第2章

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

スポンサードリンク