亡き父の面影が残る山口市小郡の三久ラーメン 変わらない事が嬉しい名店

子供の頃から親しんでいる味といいうのは大人になってからの好みにも多大な影響を及ぼすもの。

当然、私にもそんな思い出の味がある。

地元山口県の山口市小郡にある三久ラーメンが正にそうである。

そもそもが地元では名の知れた名店なので美味しいのは当然。

それに個人的な思い出が加わって、私にとって決して取り替えの効かない存在になっているのである。

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亡き父の影が垣間見える。

なんといっても、私の父がこのお店のラーメンが大好きだったのである。

このラーメンにはお土産ラーメンというものもあって、お店で食べる絶品ラーメンを、そのまま家で簡単な調理方法で食べる事が出来るのだ。

このお土産ラーメンは三久ラーメンの店舗以外にも地元のスーパーで買う事が出来た。

このことから、このお店がそれほど一般的な有名店、誰が食べても美味しい、大衆受けするラーメンだというのが分かってもらえるはずだ。

おそらく父がお店で食べた帰りに買ったであろうお土産ラーメンを家でよく食べたものだ。

飽きずに同じ事を続ける父

飽きっぽい性格の私の父とは思えないほどに1つの事を続ける人だった。

インスタントラーメンといえば「チキンラーメン」か「うまかっちゃん」。

「日清焼きそば」もよく食べていた。いずれも調理した鍋でそのまま食べながら新聞を読むスタイル。

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私が中学生の頃に小遣いで買ってプレゼントしたファミコンの将棋ゲームをずっと何年もプレイし続けていたし、趣味の魚釣りやパチンコも生涯かけて続けていた。

野球はずっと巨人ファンでテレビ中継をよく観ていたが、負けて機嫌が悪くなるような事は無かった。

父がいなくなった家の冷蔵庫にもあったお土産ラーメン

そんな父だから、三久ラーメンもずっと好きだったようで、父が亡くなった後、家の片付けをしたときに冷蔵庫にこの三久ラーメンのお土産ラーメンが入っていた。

私がプレゼントしたファミコンの将棋ゲームを、将棋が強かった父の相手にはならないにも関わらずずっとプレイし続けてくれた事が、なんとなく申し訳ない様な気持ちになったのを覚えている。

でも、息子のプレゼントだから、つまらないゲームをずっと遊びつづける姿を見せてくれるような優しさは感じた。

だから、そういう父の一途な所が好きなのかもしれない。

今まで食べた豚骨ラーメンでナンバーワン!

そんな事を思い出しながら今回食べた三久ラーメン。

父に連れて来てもらった頃から店の内装も味もメニューもほとんど変わっておらず、いつも懐かしい気持ちになれるので気に入っていて時々食べに来る。

しかし、今回は寝不足で疲れている時に来たのと、父の姿と重なるような肉体労働者のおじさんがたくさん来店していたのもあり、不覚にも食べながら涙を流してしまった。

父がずっと好きだったこのラーメンより美味しい豚骨ラーメンを今まで食べた事がない。

すでに長い歴史を持つこのお店だが、これからも最高のラーメンを食べさせ続けてもらいたいものだ。

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