書評 堀江貴文著 99%の会社はいらない

この記事で取り上げるのは堀江貴文氏の「99%の会社はいらない」という本。

本書は昨年の7月に出版されてすぐに読んだのだが、今回改めて感想を書く。

オススメ度:★★★★☆

読んだ当時、私は堀江貴文氏の発信する情報に「触れすぎていた」ため、本書に書かれている内容は全て他のところで目にしたものばかりであり、新鮮な気持ちで読む事が出来なかったためにこれといった感想を持てずにいた。

今回、しばらく間を置いて読んだ事で一歩引いた視点で本書に込められたメッセージを受け取る事が出来た気がしたために改めて感想をまとめた。

刺激的なタイトルが示す通り、本書は強く行動を促して来る。

堀江氏が主宰するHIUこと「堀江貴文イノベーション大学校」に参加する事や、自分の好きな事、得意な事に徹底的にハマる事を強烈に後押しするメッセージが込められているのである。

読んだからには行動しない言い訳なんて出来ない。そんな覚悟を持って読んでもらいたい。

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日本の会社がいかに無意味か。

まず最初の章では、タイトルの証明をするかのようにこの国の会社がいかに無意味か、むしろ仕事の効率を著しく下げているかを見ていく。

会社員として上手くやれるのは世渡り上手で現状維持が好きなタイプであり、ある程度優秀で小利口なために社長にならないために社長での競争が緩く、社長には優秀な人間が少ないという。

都知事になる前に小池百合子氏を称賛していた。

本書ではイノベーションが起こらず、古い習慣に囚われた日本を変えた唯一の人物として、現東京都知事の小池百合子氏の名が挙げられている。

これはかつてのクールビズによるものである。

このような実績を残している小池氏が都知事を務めてくれているのはこの国にとって大きな明るい材料である。

仕事が無くなって困る?

第2章では、最適化、効率化により時間を生む事、嫌な仕事や無駄な仕事をしないための考え方や実際に活用するツールについて書かれている。

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仕事のない時代が来る前に、誰でも出来たりAIが代替え出来る仕事の価値が下がっている。

そういった仕事にしがみついていれば今後どうなるかは明白だろう。

いち早く無駄を切り捨て、お金を使って生んだ時間を自分のやりたい、好きな仕事につぎ込むべきである。

マイナー&高収入を目指せ!

第3章では、さらに突っ込んで、自分の好きな事や遊びに特化して極める事で、マイナー&高収入を狙おうという話が展開される。

マイナー&高収入の対極にあるのが売れないお笑い芸人やアイドルといった、メジャー&低収入な人たちである。

もちろん、それで本人が楽しいならいいのだが、魑魅魍魎が跳梁跋扈するメジャーの世界でのし上がるよりも、スカスカのマイナー市場でニッチな需要を突く方が現実的なのは言うまでもない。

インターネットのおかげで、ニッチでマイナーなものでも日本全国はもとより世界中に発信出来るのである。

新しい時代のための、大学とも会社とも違う組織。

本書の後半は堀江氏の主宰するHIUについて語られる。

現状の会社や大学といった組織の枠組みに囚われず、組織員それぞれが主体的に動いて学び働くための場である。

もちろん、自分の得意分野ややりたい事がはっきりしている人はこの本を読めばきっと火がつく事だろう。

しかし、メッセージを受け取ってもイマイチ何をしていいか分からないという方がほとんどのはずである。

堀江氏自身は本書の中でHIUに入るよう勧誘してくる事は決してないが、そんな時にHIUを利用するべきなのだろう。

新しい時代の働き方、言われた仕事をやるのでは無く、やりたい仕事、求められる仕事、好きな仕事を、タダ働きどころかお金を払ってでも喜んでやる感覚を身に付けるためのスポーツジムのようなものなのではないだろうか。

99%の会社はいらない

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